パグ犬 タローが教えてくれたこと

生命の危機を何度か乗り越え、快食・快便、20歳に向け順調な日々を送っていたパグ犬タロー。それが、たった一日食べなくなって……。愛犬との日々を振り返りながら、老犬との暮らし、介護のヒントにもなればと考えています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ついに一周忌が来た!!① 忘れるはずはないけれど(*'ω'*)

そうか。間もなく“あの日”から1年か タローの一周忌は11月23日、勤労感謝の日です。 自宅に置いてある骨壺を回向院の供養塔に納めるには、一周忌がちょうどいい区切りだと、以前から考えてはいました。 けれど連れ合いから「一周忌に骨壺を納めるんだろ?」…

ついに一周忌が来た!!② あのロールケーキはもう……

一周忌当日は花を買い求め、花より団子のタローのために好物をいくつか用意しました。 当日はタロー爺の好物を用意しました。残念ながらロールケーキ(右)は売り切れに いよいよ祭壇をお骨と一緒に飾るのも最後に 食欲が落ちた時にトッピングした「ピュアロ…

ついに一周忌が来た!!③ みんなに良くしてもらったね

境内の大銀杏が秋の深まりを知らせるとともに、タローとの思い出を蘇らせてくれました 法要に参列するのは、亡き骸を運んだ日と秋の彼岸に続いて3回目です。 読経の時間は変わらずたっぷり、丁寧でした。 本堂を後にすると、秋の日は早くも傾き始めています…

秋のお彼岸① 『彼岸法要』の知らせが届く

京葉道路沿いの喧騒の中にあって、参道の静けさが際立つ 回向院から『秋の彼岸法要』を知らせる葉書が届きました。 日時は9月20日、平日の木曜日。法要は午前11時と午後2時の2回です。 そういえば春の彼岸は土曜日で、大勢の飼い主さんがお見えになってい…

秋のお彼岸② 塔婆でタローの追善供養を

ワンコの塔婆、初体験です 本堂や受付の手前に、「お塔婆 お引渡し所」という看板の文字が目に入りました。へぇー、わざわざこんな場所が設けられるとは――。 前日、別の用事があって同寺院を訪ねた際、タロー爺さんの塔婆代は済ませていたので、引渡し所で塔…

秋のお彼岸③ 本堂に読経が響きわたる

供養塔には現役ワンコも足を運ぶ? さすが彼岸の法要には、出席されるお坊さんの数も半端ないです。 進行役の方は同寺院のナンバー2でしょうか。よく通る声で、法要の意義や流れなどを説明したり、読経の一部を唱和する練習も行います。 いよいよ一番位の高…

梨にまつわる彼の記憶① 不意に涙が…… 

タローも大好物だった梨を頬張ると 今年も梨が美味しい時季になりました。私自身、大好きな果物ですが、タローも大好物でした。まぁ、彼はバナナを除く、たいていの果物を口にしたんですけれど……。要するに食いしん坊なんですね。 だけど梨は別格! 甘酸っぱ…

梨にまつわる彼の記憶② 美味しいでしゅ!!

好物を平らげ、舌なめずりするタロー爺さん 私の口の中に豊水のジューシーな甘酸っぱい果汁が広がった途端、 タロー爺さんの温もりや毛の手触り、匂い、引いては梨の汁をペチャペチャと飲み干す様子が鮮やかに甦ったのです。 まるで彼が生きかえったような錯…

回向院へ葬る① 顔見知りワンコたちが眠る場所へ

大相撲の街・東京は両国に建つ回向院 タローをどこへ葬るか――。それはあらかじめ決めていました。回向院というお寺で、江戸時代の〝明暦の大火〟(振袖火事とも称される)で亡くなられた、多くの無縁の人々を供養するために建てられたのですが、諸動物の供養…

回向院へ葬る② 弔い方で実感する“ペットは家族”

ペット供養のための塔婆が並び、改めてペット=家族を実感させられる もう1つ、塔婆をあげるか否かも尋ねられ、とても驚きました。犬にも戒名をつけていただけるのか、と!! 塔婆に戒名はつきものですから。いくらペットブームのご時世とはいえ、そこまでや…

回向院へ葬る③ いよいよ墨田川ともお別れのとき

中央区と墨田区を結ぶ両国橋。墨田区側上空には首都高が走り、タローの雨の日の散歩コースのひとつになっていた タロー爺さんが死んだ翌日の金曜日、朝一番に問い合わせの電話を入れました。こちらの寺院では週2回、千葉県内にある自前のペット専用焼き場で…

回向院へ葬る④ 小さな骨壷に納まって我が家に帰還

お骨だけになった彼は、こんなにコンパクトに 彼が焼き場から戻って来る予定日の午後、念のために電話を入れ、戻って来たことを確認して回向院へ。タロー爺さんは高さも幅も12㌢程度の、小さな小さな骨壷に納まっていました。 最晩年は体重が6㌔前後まで落…

都会の路地にオアシスあり

勝手口を出ると、そこには小さな草むらが連なる 今年の夏はちょっと経験したことのない、異常な暑さでしたね。ワンコ自身はもちろん、飼い主さんも朝夕の散歩は本当に大変だったと思います。 でも日が高くなってから散歩しているワンコを見かけると、つい気…

死を受け入れる① むしろ「清々しく」

タローが息を引き取ったあとも、しばらくの間、彼の体をさすっていました。いくらさすっても、肋骨が浮き出た腹部はもう動きません。 ああ、やっぱり死んでしまったんだ……。呼吸も楽になり、眠るように逝ったのが、せめてもの救いでした。 19歳の誕生日目前…

死を受け入れる② 犬友たちが集まってくれて

祭壇に見立てた粗末な台に、犬友が献花や供物をしてくれた お世話になった近所の犬友が次々と、花や食べ物を携え、弔問に訪れてくださいました。祭壇のつもりで簡単にしつらえた粗末な台も、花々が並ぶとそれなりの雰囲気になるから不思議です。 草むらが大…

死を受け入れる③ みなさんのお陰です

タローの死をお知らせすると、犬友や地域の皆さん、お悔やみの言葉とともに口々に飼い主をねぎらってくださいました。しかも私だけでなく、連れ合いにまで。「ママさんもパパさんも、お疲れ様でした。本当によく看てあげたから、タローちゃん幸せだったよね…

死を受け入れる④ 19歳と7カ月の『大往生』

若い頃のタローは、1日朝晩2回の散歩さえしっかり付き合ってあげれば、ほとんど手のかからないワンコでした。 けれども腎不全を発症してから、つまり彼が16歳ごろからは、世話を焼く度合いが徐々に高くなっていった気がします。 無理もありません。小型犬…

完全燃焼!!!① “そのとき”はあまりにも突然に

老犬タローとの別れは突然、やってきました。 自力で立ち上がることは出来なくなりましたが、元気よく結構な量の流動食を食べ、外へ出してあげればちゃんと排尿し、寝ながら、ときに食べながら(笑)、規則正しく毎日排便。19歳と半年を過ぎ、順調に20歳へ向…

完全燃焼!!!②  運命の日が静かに迫る

旅立ちの前日、かかりつけの獣医さんのところで「ゼロゼロ」を和らげるための吸入や、1日の排尿量が減ってきたため注射器で補液をしてもらい、動物病院の定休日を挟んで3日後の土曜日に再診の予約をして帰路につきました。 「まだ食欲が旺盛だから、急にど…

完全燃焼!!!③ 危機から幾度も生還を

仕事から戻ってきた主人にタローの様子を報告すると、「そっかー、食欲がなくなったのか……。でも呼吸は楽になったみたいだね。明日、病院で診てもらうんだろう? 大丈夫!食欲も戻るよ」。 主人も、タローの生命力の強さに期待していました。なぜなら、彼は…

完全燃焼!!!④ 細胞の1つ1つが完全燃焼!!!!

落ち着いたのか、はたまた疲れたのか、タロー爺さんは薄目を開けながら(最近は目を開けたまま寝ることがほとんど)、穏やかに休んでいます。「ゼロゼロ」と音を立てることもなくなり、呼吸はしごく安定してきたように見えたので、私たちも遅めの夕飯を摂る…

高齢パグ犬との思い出ブログです

初めて飼った犬が平成29年11月23日、19歳と215日で旅立ちました。 あと5カ月で満20歳だったのにね… 残念!! 名前はタローといいます。鼻ぺちゃ・シワ顔のパグ犬です。 相手が人間の場合はもちろんですが、老犬を支えるのもやっぱり大変! 食事や排泄、夜泣き…