パグ犬 タローが教えてくれたこと

生命の危機を何度か乗り越え、快食・快便、20歳に向け順調な日々を送っていたパグ犬タロー。それが、たった一日食べなくなって……。愛犬との日々を振り返りながら、老犬との暮らし、介護のヒントにもなればと考えています。

死を受け入れる

死を受け入れる① むしろ「清々しく」

タローが息を引き取ったあとも、しばらくの間、彼の体をさすっていました。いくらさすっても、肋骨が浮き出た腹部はもう動きません。 ああ、やっぱり死んでしまったんだ……。呼吸も楽になり、眠るように逝ったのが、せめてもの救いでした。 19歳の誕生日目前…

死を受け入れる② 犬友たちが集まってくれて

祭壇に見立てた粗末な台に、犬友が献花や供物をしてくれた お世話になった近所の犬友が次々と、花や食べ物を携え、弔問に訪れてくださいました。祭壇のつもりで簡単にしつらえた粗末な台も、花々が並ぶとそれなりの雰囲気になるから不思議です。 草むらが大…

死を受け入れる③ みなさんのお陰です

タローの死をお知らせすると、犬友や地域の皆さん、お悔やみの言葉とともに口々に飼い主をねぎらってくださいました。しかも私だけでなく、連れ合いにまで。「ママさんもパパさんも、お疲れ様でした。本当によく看てあげたから、タローちゃん幸せだったよね…

死を受け入れる④ 19歳と7カ月の『大往生』

若い頃のタローは、1日朝晩2回の散歩さえしっかり付き合ってあげれば、ほとんど手のかからないワンコでした。 けれども腎不全を発症してから、つまり彼が16歳ごろからは、世話を焼く度合いが徐々に高くなっていった気がします。 無理もありません。小型犬…