高齢犬にイボやしこりは付きもの。免疫力の低下が原因とか タロー自身、飼い主、獣医の三者合意のもとに肥満細胞腫の手術はもう行わない、悪性腫瘍を抱えたまま生きていく!!――いかにも潔くて格好良さげですが、 実はちっとも気持ちの定まらない、情けない飼…
「待て!!」の集中力には見上げたものがありました タローの一番の長所は、人間を心から信頼していることだったと思います。ある意味、ちょっと“オマヌケ”だったと言えなくもありませんが……トホホ。 とてつもない食いしん坊のくせに、ご飯やオヤツを前に「よ…
10年めの3.11。東京・日比谷公園では菜の花が咲き乱れて…… 自然の恐ろしさと、文明人の傲慢さとを思い知らされた東日本大震災、そして福島第一原発事故から10年が経ちました。 10年という歳月は、人によって長さも重さも受け留め方は様々だと思いますが、…
食いしん坊では負けないタローが、ドライフードを食べ残すようになって 東京は計画停電などもありましたが、幸いにしてトホホな飼い主が住む地域は実施を免れ、例年通りに桜が咲き、タローも無事に13歳を迎えました。 彼の地は日常を取り戻すなど程遠い、混…
“小さなイボ”と思ったものは、実は悪性の腫瘍でした(手術後の写真) 5月17日、朝9時にタローを動物病院へ連れて行き、家で手術が終わるのを待ちました。 午後3時過ぎ、そろそろ手術が終わる頃です。身支度をしながら、財布の中身を確認している最中に電…
「13歳にしては上出来」の検査結果にホッとしました タローが歯石取りと抜歯の手術を受ける際、麻酔事故などが起きないように、心臓や血液など全身状態をチェックしてからとのことでしたが、結果いかんによっては、手術自体を取り止めることもあると告げられ…
食欲不振が重大な危機の前触れに? 季節の変わり目って、体調を崩しやすいですよね。人間だけでなく、犬も同様です。 タローも冬から春へと季節が移る頃、19歳の誕生日を迎える1カ月ほど前、「もうダメか……」と覚悟する事態に陥りました。 2、3日くらい前…
命日に回向院を訪ね、「犬猫供養塔」に花をお供えしました 11月23日はタローの祥月命日です。彼が旅立ってから丸3年が経ちました。社会的には勤労感謝の日、祝日ですが、私たち夫婦はそれぞれにタローがいた日々を懐かしみ、手を合わせます。 普段はどうし…
ワンコの健康状態を知る目安の一つに、鼻があります。 「鼻が濡れていれば元気な証」ということ、聞いたことありませんか? タローを飼うまでは、私もそう思っていました。 ところがタローを飼ってみたら、確かに若いうちは黒々と湿り気を帯びていましたが、…
タロー爺さん対応ほどではないものの、やはりタンク容量が大きいものを新しく買い求めました。寒い家であることに変わりはないので ここのところ気温の変化が激しく、体調を崩されたりしていませんか? 5月も後半に入ったというのに4月、3月並みの気温と…
新型コロナ騒ぎで都内公園の一部に「立ち入り禁止」も しばらくブログをさぼっていたら、世の中が新型コロナウイルスで大騒ぎとなっていました。 そうした中、ちょっと肩身が狭そうな表情の飼い主さんに急かされて、小走り気味に散歩するワンコを見かけると…
2階からの“階段落ち”。あわやーーーーーー 受診か? 様子見か? 思い出すのは、タローが自宅の2階から急な階段を転がり落ちた時のことです。 いつも階段の上で吠えて「起きたよ!」と知らせるのですが、階段口の戸を閉めて台所で食器を洗っていたせいか、彼…
タローが通った中央区立浜町公園そばの動物病院 ワンコを飼っていると、飼い主が薬を飲ませなくてはならないときがあります。シニア犬になれば、サプリメントをふくめ定期的に数種類の薬を服用することが珍しくありません。タロー爺さんも、多いときは1日に…
タロー爺さんの嚥下能力が落ちてきて 錠剤は「好物にくるむ」という方式で乗り切れましたが、タロー爺さんの嚥下能力が落ち、固形物が食べられなくなってからは困りました。 大好きなカステラ焼にくるんでも吐き出すようになってしまったのです。 新たな問題…
タローが長生きした理由として、「散歩」を第一に挙げてくださる方が少なくありません。 「よぉく毎日、散歩していたもんね。だからタロー君は長生きしたのよ」 犬友はもちろんのこと、会社の窓からハル婆やとタローが散歩する光景をいつも眺めている、とい…
散歩の主導権はタローに明け渡しました 散歩のルートや時間は、用事があるときはハル婆やに付き合ってもらうものの、基本的にタローが決めていました。 「えーっ、そんな癖をつけたら、言うことをきかなくならない?」 と犬友に言われたりしましたが、心配は…
友人宅の"かしこカワイイ"ゴールデンレトリーバー・トリオ 最近、犬が出演するCMでお気に入りがあります。モフモフの白い大型犬(犬種はグレートピレニーズ?)を飼い始めた男女が、犬の行動を見ては次々と商品をネットで注文していく。 「あぁ、あれね!」…
桜をバックに踏ん張ったタロー爺さんの雄姿? 獣医師から「小型犬だと15歳の誕生日を迎える子は少なくないけれど、満16歳を迎えられる子は少なくなる」という話を聞いた翌年の春、連れ合いは桜を背景にタロー爺さんの姿を写真に収め、スマホの待ち受け画面に…
桜の季節が訪れても、雄姿? の主の姿はない 満開から花冷えの日が続いたおかげで、平成最後の東京の桜は、お花見の時期が長く続いています。桜の便りが聞かれる頃になると、寒さも和らぎ、なんとなく浮き浮きした気分になりますね。 でも花粉症を患うハル婆…
散歩中は、オヤツ欲しさに見上げるポーズを、頻繁に繰り返しました タローが初めて犬用のジャーキーを口にしたのは、横浜に来て間もなくのことでした。いつも立ち寄る公園で出会ったおじいさんが、胸ポケットからジャーキーを取り出し、「はい」とくださった…
偽ベンツブランドを着せらえたタロー 服を着たワンコをよく見かけます。小型・中型犬用はデザインも多種多様なので、飼い主さんもついつい着せたくなるのでしょう。 これに対して、服の着用を拒否するワンコ、もしくは飼い主のことを最近、”裸族”と称するよ…
タロー爺さん、なまじ19歳と7か月も生きたものだから、よく皆さんから聞かれます。 「どんなふうに育てたの?」「何を食べていたの?」「小さい頃から丈夫だった?」 うーん、正直言って特別なことは何もしていません。食事については市販のドッグフードの…
三段腹? のような肉付きのいい首周り タローはドッグフードを1日2回、365日毎日食べ、その上でけっこうな量のオヤツも食べていました。オヤツは主に犬用ビスケットやチーズ、ジャーキーなど。 オヤツをあげ過ぎると、食事を食べなくなると見聞きしますが…
デイリーケアの習慣がなかったタローの困り顔 決して自慢できる話ではありませんが、ハル婆やはタローの歯磨きや耳掃除、爪切りなど日常的な手入れ、これがほとんど出来ていませんでした。トホホ。 歯磨きは小さい頃から習慣化すると、歯ブラシを使っての口…
キャバリア2匹の無念を背負って真打登場 タローはもともと、私の父親が飼い始めた犬です。なぜ私が飼うことになったのか、その経緯をお話しようと思います。 実家の母親が認知症になり、セラピードッグ*1という言葉を小耳に挟んだこともあり、犬でも飼った…
子犬の頃から手のかからないワンコでした 私が気に入っている犬種ならば、再び犬を飼うことに反対しないだろうと目論んだのかもしれません。 父親に請われて一緒に売り場へ行くと、バックヤードから連れ出された子犬、すなわちタローと初めてのご対面。彼は…
その超個性的な風貌がアダに タローがソファを降り、床をチョロチョロするようになった頃、事件は起きました。 母親は認知症が進んだためか、はたまたもともと犬猫が好きではなかったからか、足元を元気よく動き回る彼が煩わしくなったのでしょう。しかも不…
そうか。間もなく“あの日”から1年か タローの一周忌は11月23日、勤労感謝の日です。 自宅に置いてある骨壺を回向院の供養塔に納めるには、一周忌がちょうどいい区切りだと、以前から考えてはいました。 けれど連れ合いから「一周忌に骨壺を納めるんだろ?」…
一周忌当日は花を買い求め、花より団子のタローのために好物をいくつか用意しました。 当日はタロー爺の好物を用意しました。残念ながらロールケーキ(右)は売り切れに いよいよ祭壇をお骨と一緒に飾るのも最後に 食欲が落ちた時にトッピングした「ピュアロ…
境内の大銀杏が秋の深まりを知らせるとともに、タローとの思い出を蘇らせてくれました 法要に参列するのは、亡き骸を運んだ日と秋の彼岸に続いて3回目です。 読経の時間は変わらずたっぷり、丁寧でした。 本堂を後にすると、秋の日は早くも傾き始めています…