長生きの秘訣① 食事編 市販のドッグフードで満足
タロー爺さん、なまじ19歳と7か月も生きたものだから、よく皆さんから聞かれます。
「どんなふうに育てたの?」
「何を食べていたの?」
「小さい頃から丈夫だった?」
うーん、正直言って特別なことは何もしていません。
食事については市販のドッグフードのみ。ショップで与えていた「ユーカヌバ」のラム&ライスを続けて食べさせました。
肥満が気になり始めると、そのライトを。
高齢期になったらシニア用を。
一時、脂肪分控えめの国産フードに変えたこともありますが、基本的に彼はどんなフードもよく食べたので、食事で困ることはなかったです。
むしろ食欲を抑えるのが大変!
成犬になってからも1日2回の食事を欠かしたことがありません。
下痢をしても、普段通りにドッグフードの食事を平らげます。
パグ犬は満腹中枢が壊れていると主張する知人がいましたけど、タローを見ていると「確かに、そうかもしれん」と感じました。
シーズン中の♀犬に出会って匂いを嗅いだら、周囲の♂犬は食欲がなくなると言っていましたが、タローはまったく関係なし。
そんな訳で、犬友からあらぬ疑惑をかけられたことも。
「もしかして……?」
いえいえ、匂いを嗅ぐとちゃんと興奮はするんです。去勢手術していませんから! でも、なぜか食欲まったく落ちなかったのです。
手作りフードは1回だけ試みたことがあります。
肥満が気になり始めた頃、キャベツと鶏肉のササミとを茹でて薄味に仕上げたものを食べさせてみました。
そしたら、こともあろうか下痢をしたんです。
え、えーっ? タロー、どういうことよ!
嘔吐はしなかったので、丸1日様子を見ました。
下痢はすぐに治まったものの、かかりつけ医に報告したら、「おそらく腸内細菌のバランスが崩れていたんじゃないのかな」とのこと。
この一件以来、手作りフードはこりごり!!
だから、まさか介護食を手作りすることになろうとは、夢にも思いませんでした。
手作りフードを強く薦める獣医師さんもいらっしゃるようですが、多くのドッグフードは栄養価が高く、バランスもいい。
その食事を与えることで犬の平均寿命が延びたという話を耳にしたことがあります。
不味いと言われるダイエットフードさえ、がつがつと食べたタローの場合、手作りフードかドッグフードかは、あまり関係なかったみたいですね。