長生きの秘訣③デイリーケア編 ズボラな飼い主でごめんね
決して自慢できる話ではありませんが、ハル婆やはタローの歯磨きや耳掃除、爪切りなど日常的な手入れ、
これがほとんど出来ていませんでした。トホホ。
歯磨きは小さい頃から習慣化すると、歯ブラシを使っての口腔ケアが容易に行えるそうですね。
飼い主さんがきちんとケアをしているワンコの歯を見せてもらったら、歯垢がほとんどついていません。
裏側も真っ白で、まったく口が匂わない。
タローとは大違いです。
歯ブラシは苦手でも、指に巻きつけて歯垢を取り除く歯磨きシート(研磨剤入り)などを駆使して、口腔ケアをまめに実践しておけばよかったと悔まれます。
人の顔を舐めることが好きな犬だっただけに……。
麻酔をかけて歯石を取るにはギリギリの年齢と言われ、慌てて手術を受けたのは彼が13歳のとき。
歯槽膿漏から歯がグラグラして、ドッグフードが食べにくくなっていたのです。
奥歯を残してほとんどを抜歯してもらうと、再びモリモリ食べ始めたので一安心でしたが、
主治医からは「こんな歯の状態で、硬いドッグフードをよく食べていましたね」と呆れられる始末……。
トホホ。
耳掃除は、気がつけば拭いてあげる程度でした。
垂れ耳の犬種は耳垢が溜まりやすいので定期的に、できれば毎日拭いてあげたほうがいいそうです。
怠けていると、すぐに茶褐色の垢がこびりつき、悪臭を放ちます。
力を入れないのが原則ですが、それだと落ちにくい場合、「ベビーオイルを垂らした柔らかい布で拭いてあげるといいですよ」と獣医師がアドバイスしてくれました。
凹凸の間も丁寧に、あくまでも優しく、です。
ただし、綿棒などを使って耳の奥まで掃除するのは、微妙な部位を傷つけてしまうリスクを伴うので、
そこは医師に任せて欲しいと言われました。
もちろん不器用なハル婆やはお願いしていました。
爪切りも、ハル婆やはほとんど実践せず。
と言うよりもタローの場合、爪切りをする必要がありませんでした。
彼がまだ横浜にいた頃です。
ホームセンターで犬用の爪切りを購入し、爪の構造を知らぬままパチンとしたところ、
血がビューっと噴き出してビックリ!
慌てて近くの動物病院へ連れて行ったら、ある程度体重があり、散歩でよく歩いている犬は、爪切りをしなくても大丈夫と言われました。
爪の伸びる暇がない、ということでしょう。
18歳を過ぎ、散歩する距離が極端に短くなったタローは、かかりつけ医で定期的に爪を切ってもらうようになり、
ハル婆やはついに爪切りを習得する機会を逸しました。