長生きの秘訣②適正体重編 小太りは長寿のもと
タローはドッグフードを1日2回、365日毎日食べ、
その上でけっこうな量のオヤツも食べていました。
オヤツは主に犬用ビスケットやチーズ、ジャーキーなど。
オヤツをあげ過ぎると、食事を食べなくなると見聞きしますが、彼の場合、オヤツは別腹でした。
オヤツの量によって食事量が影響されることはなく、反対に食事量を増やしても、オヤツの催促が止むことはなかったです。
結局、オヤツのカロリーはすべてプラスオン、彼の体重に反映されました。
ネットで検索すると、成犬パグの♂の理想体重は8㎏前後前後です。彼の体長(首~尻、尻尾含まず)は45㎝以上、胴回り55㎝以上とやや大きく、体重は限りなく10㎏に近い。
抱っこすると腕や腰にズシリときます。尻部に向かってくびれは存在するものの、首の周りはエリマキトカゲのような贅肉を蓄えていました。
食事をダイエットフードに変えたりしましたが、オヤツを止めることは出来ず……。
主治医に相談すると、意外にも大目に見てくれました。「タロー君は骨格がしっかりしているし、筋肉もある。毎日散歩も欠かしていないようだから、まあいいですよ。でもこれ以上、増えないほうがいいかな。10㎏超えると、薬や注射の量も上のランクになるからね」
そうなんです。ワンコの薬や注射の量って、体重によって異なるんですよね。
遺体の焼却費用と同じで当然、料金も異なる。飼い主としては気がかりなところです。
では10㎏を超えないように何か努力をしたか? と尋ねられたら、狂犬病注射やワクチン接種の時期に、オヤツをあげる回数を少し減らしたぐらいでしょうか。
トホホ。
タローは人間で言えば中年太りが気になり始める7歳を過ぎていました。
ですが、ことさら食事やオヤツを制限しなくとも、体重は10㎏前後をキープ。
肥満犬は散歩をしたがらないと聞きます。けれど散歩はもとより、走ることさえ、彼は苦にしませんでした。
そんなわけで、たとえ標準体重をオーバーしていても、タローにとっての適正体重が10㎏近くなのだと納得し、やり過ごしました。
人間の誤ったダイエット信仰と同様、体重の多少にとらわれ過ぎないほうがいいみたいです。
それにほら、小太りの人のほうが長生きするというデータもありますよね!?